明石の春の味覚“イカナゴの新子”が登場する2月末は、明石の台所“魚の棚”が一気に活気づくシーズン。 必ずチェックしたい鮮魚や加工品のほか、名物・明石焼きのおすすめ店もピックアップ!
明石ダコ、明石ダイ、アナゴなど、明石名物の海の幸がまとめて購入できるスポットといえば、“魚の棚”商店街。頭上に色とりどりの大漁旗がたなびき、まだピチピチと跳ねる目板ガレイやガシラなど、イキのいい近海物のお魚が軒先を賑わせます。商店街にある鮮魚店だけで13軒、そのほか新鮮な素材にさらにひと手間かけた魚介の加工品のお店や、地元では“玉子焼き”と呼ばれる明石焼きのお店が軒を並べ、明石の味が一度に楽しめます!
明石といえば、やはり明石ダコは外せない。瀬戸内の潮流にもまれたタコは、弾力のある歯ごたえが特長です。店頭ではまだ動いているタコが丸ごと販売され、買うとその場で墨を抜いてもらえます。タコは塩でもんで表面のヌメリをとったら、熱湯でゆでるだけなので調理も簡単。持ち帰って、とれたて&ゆでたてをお試しあれ!
ここでの魚選びは「ひる網」の札が目印。商店街から目と鼻の先にある漁港でその日に揚がった魚を指すので、その鮮度は折り紙つきです。セリ落とされた魚が店頭に並ぶのは昼過ぎからで、最も品揃えが豊富になるのは午後2時頃とか。その時間を狙って訪れよう!
さらに、新鮮な材料をこだわりの調理法でアレンジした加工品にも目移りしそう。マダコ1匹を、シャキシャキ野菜を混ぜ込んだすり身で包んであげた「まだこの丸揚げ」(1個600円/三ツ星蒲鉾)や、アナゴの炭火焼きなどがおすすめです。
★ココがオススメ! 「ひる網」「とれたて明石ダコ」「マダコの丸揚げ」
【魚の棚商店街】 TEL:078-911-9666 アクセス:JR・山陽電鉄明石駅を南へすぐ ※木曜日は休みのお店が多いです。 ※お店が閉店しはじめるのは16:30頃から ホームページ http://www.uonotana.or.jp/
この時期にぜひチェックしたいのが、明石に春を告げる“イカナゴの新子”。 2月下旬から4月上旬がシーズンで、この時期の商店街は「イカナゴのくぎ煮」の匂いに包まれます。生まれたばかりの”新子”は小さくてとってもやわらか。元々は大人のイカナゴ“フルセ”で作られていたくぎ煮も、最近はこの”新子”を使うのが主流に。くぎ煮に加工する前の生の状態でも売られているので、出来上がりをお持ち帰りするだけでなく、この機会に手作りにチャレンジしてみてもいいですよね。味付けに必要なザラメ、醤油、生姜、レモンなどの材料も、商店街で全部揃います。
【魚の棚流イカナゴのくぎ煮の作り方 】 <材料> イカナゴの新子 1kg、土しょうが 50g 調味料:醤油 200cc、本みりん 180cc、酒 20cc、ザラメ 270g < 作り方> [1]イカナゴをザルに入れ、手早く水洗いし、水気をよく切っておく [2]土しょうがは千切りにしておく [3]調味料を鍋に入れて煮立てる [4]煮立てたところにイカナゴをひとつかみずつ手早く入れ、土しょうがも入れる [5]アルミホイルで落し蓋をして煮る [6]煮汁が少し残るくらいで蓋を取り、鍋を軽く振って返し、煮汁がなくなる前に火をとめる (くずれるので、途中でかき混ぜない) [7]ザルにあげ、さましてからプラスチック容器などに保存する (魚の棚商店街提供)
★ココがオススメ! 「イカナゴの新子は今が旬」
玉子とダシがたっぷり入った生地を、外はカリっ、中はフワっ&トロっとやわらかく焼きあげ、“つけだし”でさっぱりといただく玉子焼き(明石焼き)のお店。質の良いコーン油にゴマ油などをブレンドした、こだわりの油で焼き上げているので、香ばしいけど油っぽさは全くなし。真ん中に入っているタコのプリプリとした食感も◎。生地にしっかり味がついているので“つけだし”はあっさりめ。三つ葉かネギを薬味にしていただきます。1人前(400円)が10個と少なめの量なので、おこわなどのサイドメニューも一緒にどうぞ。
★ココがオススメ! 「だしの効いた生地」 「香ばしい焼き上がり」 「プリプリのタコ」
●「たこ坊 魚の棚店」 TEL:078-913-7037 営業時間(玉子焼き):10:00〜18:00(年中無休)